- © DFL Deutsche Fußball Liga GmbH
- © DFL Deutsche Fußball Liga GmbH
bundesliga

ブンデスリーガの外国籍選手、歴代得点ランキングTOP11

xwhatsappmailcopy-link

バイエルン・ミュンヘンに所属するロベルト・レヴァンドフスキが、3月2日に行われたブンデスリーガ第24節2日目ボルシアMG戦で2得点を決め、外国籍最多得点記録を持つクラウディオ・ピサロの通算195ゴールに並び、その後も第25節、第26節と続けて得点。同記録を198ゴールに更新した。本稿では、レヴァンドフスキやピサロなどブンデスリーガの現役FWをはじめ、過去に同リーグでプレーした外国籍ストライカーの得点数TOP11を紹介していく。

【1位:ロベルト・レヴァンドフスキ】

通算得点:198
ドイツでの所属クラブ:バイエルン・ミュンヘンドルトムント
ブンデスリーガでのキャリアをスタートさせた2010/11シーズン、そしてバイエルン加入初年の2014/15シーズンを除けば、昨季まで毎年20ゴール以上をマークしてきた生粋の点取り屋。2015/16シーズンには外国籍プレーヤーとして史上初めて30得点の大台にも到達した。ピサロに比べて10歳若く、まだまだキャリア最盛期を過ごしているだけに、今後も通算得点記録を更新してくれるはずだ。

【2位:クラウディオ・ピサロ】

通算得点:195
ドイツでの所属クラブ:ブレーメンバイエルン・ミュンヘン、ケルン
ブンデスリーガ19シーズン目を過ごすピサロは、第22節ヘルタ・ベルリン戦で40歳136日という同リーグ最年長得点と、1999年から21年連続ゴールという2つの記録を更新。今季は主に途中からの出場が多い同選手だが、本拠地ヴェーザー・シュタディオンでピッチに登場する際、地鳴りのような「ピサロ!」の掛け声が響き渡り、スタジアムのボルテージはピークに達する。

【3位:ジオバネ・エウベル】

通算得点:133
ドイツでの所属クラブ:シュトゥットガルトバイエルン・ミュンヘンボルシアMG
3クラブでブンデスリーガ計11シーズンを戦ったエウベルが初めてドイツの地を踏んだのは1994年夏。ACミラン(イタリア)からシュトゥットガルトへ移籍し、アイントラハト・フランクフルトの現取締役フレディ・ボビッチ、クラシミール・バラコフとともに“魔法のトライアングル”を形成した。キャリア終盤だったボルシアMGでは無得点に終わっているものの、シュトゥットガルトでは87試合41ゴール、バイエルンでは169試合92ゴールの成績を収めた。

【4位:ベダド・イビシェビッチ】

通算得点:119
ドイツでの所属クラブ:ヘルタ・ベルリンシュトゥットガルトホッフェンハイム、アーヘン
2006/07シーズンにパリ・サンジェルマン(フランス)からブンデスリーガ昇格を果たしたアーヘンへ移籍。以降、現在に至るまで12年半をブンデスリーガで過ごしており、34歳となった今もその得点力に陰りは見えない。今季第12節、古巣ホッフェンハイム戦ではヘルタ移籍後33得点目をマークし、異なる3つのクラブで33ゴール以上を決めたブンデスリーガ史上初の選手となった。

【5位:アイウトン】

通算得点:106
ドイツでの所属クラブ:ブレーメンシャルケハンブルガーSV、デュイスブルク
愛くるしい外見と温和な人柄、そして2試合に1ゴール以上という結果を残し、ブレーメンのファンからこよなく愛されたブラジル人。2003/04シーズンにはブンデスリーガ制覇とドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)優勝という国内2冠を同クラブにもたらしただけでなく、個人としても両大会で得点王を獲得した。その後1年間在籍したシャルケでは14ゴール、それぞれ半年間所属したハンブルガーSVとデュイスブルクでは、3ゴールと1ゴールをマークしている。

【5位:ステファヌ・シャピュイサ】

通算得点:106
ドイツでの所属クラブ:ユルディンゲン、ドルトムント
公式戦でのプロ通算ゴールは約300を数え、そのうち106ゴールをブンデスリーガで決めたシャピュイサが、アイウトンと並び5位に入った。祖国のローザンヌ・スポルト(スイス)を離れ、1991年1月にユルディンゲンへ移籍すると、そのわずか半年後には強豪ドルトムントへ引き抜かれ、1997年には欧州チャンピオンズリーグ(CL)初制覇に貢献。その後、1999年夏にスイスへ戻り、2006年に現役を退いた。

【7位:アリエン・ロッベン】

通算得点:98
ドイツでの所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
2009年からバイエルンの右サイドを担い、対戦相手を何度も恐怖に陥れてきたアタッカー。たびたび負傷に悩まされてきたため、この9年半で出場は198試合と少なめだが、約2試合に1度の割合で得点を決めてきた。バイエルンとの契約は今シーズン終了までとなっており、残すは8試合。シャピュイサとアイウトンの記録に並ぶのは少々難しいようにも思えるが、果たして…?

【7位:チャ・ボングン】

通算得点:98
ドイツでの所属クラブ:ダルムシュタット、アイントラハト・フランクフルトレーバークーゼン
1979/80シーズンにフランクフルトで、1987/88シーズンにはレーバークーゼンで、それぞれUEFAカップ(現在の欧州リーグ)の頂点に。歴代アジア人のブンデスリーガ最多得点記録は今なお破られておらず、ブンデスリーガ・レジェンドにも名を連ねている。息子のチャ・ドゥリは、自身がフランクフルトでプレーしている時に生まれ、ドイツでは計6クラブに在籍した。

【7位:ピエールエメリック・オバメヤン】

通算得点:98
ドイツでの所属クラブ:ドルトムント
初速はあのウサイン・ボルトよりも速いと言われ、サンテティエンヌ(フランス)からドルトムントへ移籍後、点取り屋としての才能を開花させた。2015年のアフリカ年間最優秀選手を受賞した後、2016/17シーズンにはレヴァンドフスキと熾烈な得点王争いを演じ、最終的には31ゴールで同タイトルを獲得した。

【10位:アンソニー・イエボア】

通算得点:96
ドイツでの所属クラブ:ザールブリュッケン、アイントラハト・フランクフルトハンブルガーSV
フランクフルトに在籍していた1992/93シーズン、さらに1993/94シーズンと、2年連続でブンデスリーガ得点王に輝いた元ガーナ代表FW。同クラブで活躍した後、リーズ・ユナイテッド(イングランド)へ移籍するも、再びドイツに戻り、ハンブルクで約4年半の間プレーした。

【10位:セルゲイ・バルバレス】

通算得点:96
ドイツでの所属クラブ:ハノーファー、ウニオン・ベルリン、ロストック、ドルトムントハンブルガーSVレーバークーゼン
元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表で、プロ生活の大半をドイツで過ごし、計6クラブに在籍。また全盛期を過ごしたハンブルクでは、高原直泰とともにプレーしていたため、日本のファンにも馴染み深いかもしれない。2000/01シーズンには同クラブで得点王にも輝いている。