2018/19シーズン1月の「ルーキー・アワード」投票開始!
スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤー協賛のもと、当サイトでは毎月「ルーキー・アワード」を行い、ユーザー投票によりその月のベスト・ルーキーを選出している。2018/19シーズン1月の同賞候補者に選ばれたのは、マインツのアーロン・マルティン、ヘルタ・ベルリンのマルコ・グルイッチ、シュトゥットガルトのニコラス・ゴンサレスだ。
投票はこちら(英語はこちら)から可能となっており、ページ下部の3人から1人を選出。「Ich bin kein Roboter(I'm not a robot)※私はロボットではありません」にチェックを入れ、「Jetzt abstimmen(Vote)」をクリックすれば投票完了となる。
3人の候補者説明は下記の通り。投票は2月11日0時(日本時間11日8時)まで。
【アーロン・マルティン(マインツ)】
「彼はまだ若く、大きなポテンシャルを持っている」
後半戦の開幕2連勝というマインツ好発進の立役者の一人が、U21スペイン代表DFアーロン・マルティンだ。昨夏エスパニョール(スペイン)から加入したマルティンは左サイドバックとしてすぐにレギュラーの座をつかんだ。彼の活躍は数字にも現れており、1月末までのセンタリング数は63本、シュートにつながるパスも45本記録した。21歳のルーキーと長期的な関係を望むマインツは、公式戦10試合目となった11月上旬のブレーメン戦(第10節)後、1年の「期限付き」から2023年までの完全移籍に切り替えている。
ルーベン・シュレーダーSDは、「アーロン・マルティンの成長は、私たちが想像していた通りのものだった。すぐに先発メンバーに定着できるクオリティーを持つプレーヤーであり、まだ若い彼が大きなポテンシャルを持っていることは明らかだ。将来的にさらに大きな飛躍を遂げてほしい」と期待を寄せた。そしてウィンターブレイク明け、彼は飛躍の兆しを見せている。1月に行われたシュトゥットガルト戦(第18節)とニュルンベルク戦(第19節)で、1ゴール、PKを1つ獲得しただけでなく、マインツで最高となる90%のパス成功率、1対1の勝率74%というブンデスリーガでトップレベルの数字を叩き出した。
【マルコ・グルイッチ(ヘルタ・ベルリン)】
「彼は私が知る限り、ヘルタで最高のミッドフィルダーだ」
ケガのためウィンターブレイク直前の3試合を欠場していたにもかかわらず、12月のルーキー・アワードの候補者に選ばれたマルコ・グルイッチが、再び名を連ねた。リヴァプールから期限付きでヘルタ・ベルリンに加入した22歳のセルビア代表は、十分な準備ができないまま後半戦を迎えたが、第18節でさっそく先発復帰を果たした。それほどパル・ダルダイ監督率いるヘルタにとって重要な選手であり、グルイッチが出場した試合でチームは未だ負け知らずだ。数字で見ると、グルイッチが出場した試合は平均2,3ポイントの勝ち点を獲得しており、これは欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場を争うチームに匹敵する。一方で、彼が出場しなかった試合では平均0,7ポイントと降格圏に順位を下げるチームに並ぶ。
「彼は私が知る限り、ヘルタで最高のミッドフィルダーだ」とダルダイ監督の熱烈な賛辞を受けるグルイッチは、ホームでのシャルケ戦(第19節)で最高のパフォーマンスを披露した。お手本のようなカウンター攻撃を仕掛け、最後は自ら同点弾を決めて、フィニッシャーとしても、中盤の要としても活躍できる彼の強みを凝縮したようなプレーを見せた。これに対しても「ここ10年で最高のプレーだった」とダルダイ監督は賞賛を惜しまない。空中戦の勝率62%、パス成功率は87%を誇るグルイッチは、疑いの余地なくヘルタのキープレイヤーに成長している。
【ニコラス・ゴンサレス(シュトゥットガルト)】
「彼は私たちにたくさんの喜びを与えてくれるだろう」
アルゼンチン出身のFWニコラス・ゴンサレスは、マラドーナが所属したアルヘンティノス・ジュニアーズ(アルゼンチン)から昨夏、鳴り物入りでシュトゥットガルトに加入した。しかし前半戦を振り返る限り、運が彼を味方したとは言い難い。チームで最多となる42本のシュートを放ちながら、3回もポストに阻まれ、ブンデスリーガ初ゴールを記録するのに第17節まで待たなければならなかった。20歳のゴンサレスは「ブンデスリーガの選手たちの技術レベルとパスのテンポに驚かされた」とアルゼンチンとの違いを語っている。
ミヒャエル・レシュケSDは移籍後、ゴンサレスがブンデスリーガに慣れるまでに時間を要することを織り込みつつも、「彼は私たちにたくさんの喜びを与えてくれるだろう」と期待を寄せた。後半戦に入り、データはゴンサレスがブンデスリーガに順応し始めていることを示している。途中出場した第18節のマインツ戦では45分間に12本のシュートを打ち、今季2点目となる1ゴールを決め、1月は1対1の勝率53%、パスの失敗率は10%も減少した。第19節のバイエルン戦では、マリオ・ゴメスがゴンサレスとアナスタシオス・ドニスを推し、自らベンチに入るなど、チームメイトからの信頼も深まっている。