バイエルンが優勝できる5つの理由
先週末に行われた第25節では、ドルトムントと同勝ち点のバイエルン・ミュンヘンが、得失点差の関係で第5節以来の首位返り咲きを果たした。残り9試合となった2018/19シーズンのブンデスリーガ、最後に栄光を掴むのはドルトムントか?それともバイエルンか?本稿ではバイエルンにとって有利な点を5つ紹介していく。
1)調子が上向き
第7節終了時には今季最低の6位にまで順位を落としたバイエルン。しかし第13節以降の直近13試合を12勝1敗で過ごしており、年明け後の8試合ではバイエルンが勝ち点21、得失点差+17である一方、ドルトムントは15ポイント、得失点差+7と、結果に差が出始めている。
2)“定位置”奪還
前節ヴォルフスブルク戦で6ー0の完勝を飾ったバイエルンは、先述のように第5節以来となる首位返り咲きを果たした。昨季までブンデスリーガ6連覇を達成している同クラブは、「追う立場」よりも「追われる側」であることに慣れており、いつもの位置に戻ったことで、より安定したパフォーマンスを発揮するようになるかもしれない。
3)戻ってきた得点力
オフェンス陣の爆発により、ドルトムントは今季長らく「攻撃力ナンバーワン」の座を守ってきた。しかしバイエルンが前節ようやくこれを追い抜き、リーグ最多62ゴールに到達。エースFWロベルト・レヴァンドフスキも17ゴール目を挙げ、“定位置”の得点ランキング単独トップとなった。
4)けが人の少なさ
多数のけが人を抱えることも少なくなかったこれまでのバイエルンだが、少数精鋭で臨んでいる今季は負傷者も少なめ。現在はコランタン・トリッソ、アリエン・ロッベン、キングスレイ・コマンの3選手が離脱しており、そのうちコマンは間もなく復帰と目されている。
5)下位クラブとの対戦
現在上位3分の1の6クラブのうち、3クラブとの対戦を残しているバイエルン。しかし現在19試合未勝利のニュルンベルク、そしてクラブ史上最低の成績で今季を過ごしているハノーファーとの試合も控えている点は看過できない。
※バイエルン、残り9試合の対戦相手:マインツ(H)、フライブルク(A)、ドルトムント(H)、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(A)、ブレーメン(H)、ニュルンベルク(A)、ハノーファー(H)、ライプツィヒ(A)、アイントラハト・フランクフルト(H)