ブンデスリーガ2部の現状をおさらい
ブンデスリーガ2部の戦いが1月28日から再開する。ここまで18試合を消化して自動昇格圏の2位以内を確保しているのはビーレフェルト(勝ち点34)とハンブルガーSV(同31)の2チーム。ブンデスリーガ16位との入れ替え戦に回る3位には遠藤航が所属するシュトゥットガルト(同31)がつけている。
日本人ファンの最大の関心事は、やはり遠藤擁するシュトゥットガルトの動向だろう。1年でのブンデスリーガ復帰を目指すシュトゥットガルトは開幕からの8試合を6勝2分けで乗り切って一時は首位に浮上。第9節から3連敗とその後は失速したが、依然としてトップ3をキープし続けている。
遠藤はリーグ開幕後の加入ということもあって序盤はベンチ生活が続いたが、第12節のデュナモ・ドレスデン戦で待望のデビューを飾ると、第14節から5試合連続フル出場中。ウィンターブレイク突入直後の12月23日にティム・ヴァルター監督が解任されたことでポジション争いは白紙に戻った感もあるが、ペッレグリーノ・マタラッツォ新監督の下で再びレギュラー確保できるか注目だ。
首位ビーレフェルトはエースのファビアン・クロースが得点ランキングトップの13得点と好調。2位ハンブルクはリーグ最多得点の攻撃力で、4位ハイデンハイムはリーグ最少失点の堅守でそれぞれ上位キープを狙う。
前半戦を終えた時点で飛び抜けたチームはなく、ビーレフェルトから9位ザントハウゼンまでの勝ち点差は10ポイント。宮市亮所属のザンクト・パウリと原口元気所属のハノーファー(勝ち点21でそれぞれ11位と13位につける)も、勝利を重ねれば一気に昇格争いに加われるポジションにいる。
過酷なサバイバルを勝ち抜いてブンデスリーガの舞台にたどり着くのはどのクラブか? 2部の戦いからも目が離せない。