FCバイエルン・ミュンヘンのアジアツアー：成功に終わった夏のツアー
FCバイエルン・ミュンヘンは2023年7月24日から8月3日までアジアを訪問し、東京とシンガポールで親善試合を行った。
日程
7月24日：アジアツアーがスタート、東京でのアウディ・フットボール・サミットへ
7月26日：東京国立競技場でチャンピオンズリーグ王者マンチェスター・シティと親善試合（1-2）
7月29日：東京国立競技場で川崎フロンターレと親善試合（1-0）
7月30日：シンガポールへ移動
8月2日：シンガポール国立競技場でFCリヴァプールと親善試合（4-3）
8月3日：帰国
トップクラスの対戦相手
テーガーン湖でのトレーニングキャンプでFCロータッハ＝エーガーンに27-0の大勝を収めたバイエルンは、高温多湿のアジアでさらなる準備を進めることになる。
FCBを東京で待ち構えるのは、元指揮官のペップ・グアルディオラだ。チャンピオンズリーグの王者は今年4月にバイエルンを欧州の舞台で敗退に追いやっている。トーマス・トゥヘルは友人のグアルディオラを相手にリベンジを果たしたいと思っているだろう。
シンガポールでは同じくイングランドの強豪であるリヴァプールと対戦する。ユルゲン・クロップは現在『レッズ』を再構築中で、ワールドカップを制したアレクシス・マック・アリスター、RBライプツィヒから獲得したソボスライ・ドミニクを中盤に加えている。昨季を5位で終えたリヴァプールは反撃に向けて高いモチベーションを持っているはずだ。
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FCバイエルン・ミュンヘンは東京とシンガポールでのアウディ・フットボール・サミットを終え、帰国の途に就いた。「ハードで疲れる10日間の後で、アジアへの旅の素晴らしいエンディングになった」とリヴァプールを4-3で破った後にトーマス・トゥヘル監督は語っている。
旅の最初の目的地は日本だった。今年のアウディ・サマー・ツアーの一環として、ドイツ王者は東京都知事からの招待を受けた。 ヘルベルト・ハイナー会長とディーター・マイヤー副会長は小池百合子都知事にユニフォームを贈呈、都知事はバイエルンの日本での成功を祈った。「サッカーはここでも非常に人気があります」と言う彼女は、ドイツ王者の才能を育てる姿勢を称えている。国内11連覇を果たしたクラブに対し「バイエルンは無敵に違いありません」と述べた。
アジアツアー最初の親善試合はマンチェスター・シティを相手に1-2で敗れる結果となった。チャンピオンズリーグ王者が6万5049人の大観衆の前でジェームズ・マカティー（22分）とアイメリク・ラポルテ（86分）にゴールを決める一方、バイエルンはマティス・テルが一時同点となるゴールを挙げた（82分）。
その3日後、バイエルンは同じ東京国立競技場で今度は川崎フロンターレを相手に1-0の勝利を手にした。4万5289人の観客の前で、ドイツ王者はキム・ミンジェがデビュー。ヨシプ・スタニシッチが57分に決勝点を決めた。
日本での滞在について、セルジュ・ニャブリはその喜びを語っている。「ここ数年の間、文化を学ぶために日本に来たいと思っていたんだ。素晴らしい時間を過ごしたよ。練習させてくれた川崎に感謝したいね。すごく助かった。東京が大好きだし、間違いなくまた来るよ」
