ブンデスリーガ全18チーム前半戦総括(Vol.8)
2018/19シーズンのブンデスリーガは間もなくウィンターブレイクが終了し、いよいよ1月18日から後半戦がスタートする。待望のリーグ再開を前に各チームの前半戦を総括。最終回は首位ドルトムントの戦いを振り返る。
1位(勝ち点42) 13勝3分け1敗 44得点・18失点
前半戦リザルト
- 第1節 ライプツィヒ(H)◯4-1
- 第2節 ハノーファー(A)△0-0
- 第3節 フランクフルト(H)◯3-1
- 第4節 ホッフェンハイム(A)△0-0
- 第5節 ニュルンベルク(H)◯7-0
- 第6節 レーバークーゼン(A)◯4-2
- 第7節 アウクスブルク(H)◯4-3
- 第8節 シュトゥットガルト(A)◯4-0
- 第9節 ヘルタ・ベルリン(H)△2-2
- 第10節 ヴォルフスブルク(A)◯1-0
- 第11節 バイエルン(H)◯3-2
- 第12節 マインツ(A)◯2-1
- 第13節 フライブルク(H)◯2-0
- 第14節 シャルケ(A)◯2-1
- 第15節 ブレーメン(H)◯2-1
- 第16節 デュッセルドルフ(A)⚫1-2
- 第17節 ボルシアMG(H)◯2-1
7シーズンぶりのリーグ制覇へ順調な歩み
ルシアン・ファーブレ監督の下で新たなスタートを切ったチームは、開幕から15戦負けなし(12勝3分け)のクラブレコードを樹立。欧州チャンピオンズリーグ(CL)でもアトレティコ・マドリード(スペイン)やモナコ(フランス)が同居するグループを首位で通過するなどこれ以上ない前半戦を過ごした。
長年ケガに泣かされてきた新主将のマルコ・ロイスがリーグ戦全試合に出場(11ゴール・6アシスト)してチームをけん引し、若いジェイドン・サンチョとヤコブ・ブルーン・ラルセンがブレイク。新戦力のアクセル・ヴィツェル、トーマス・ディレイニー、アクラフ・ハキミらも軒並み好パフォーマンスを見せている。
新戦力の中でMVP級の活躍を見せたのが、現在得点ランキングのトップに立っているパコ・アルカセルだ。リーグ戦で挙げた全12ゴールのうち、実に10ゴールが途中出場による得点。抜群の勝負強さと約40分に1点という驚異的な決定力でリーグトップの攻撃陣を支えている。
バイエルンとの“デア・クラシカー”やシャルケとの“ルール・ダービー”といった大一番でもライバルたちを圧倒。第16節で昇格組のデュッセルドルフに不覚を取って無敗記録こそ途切れたが、続く第17節のボルシアMG戦をきっちりモノにするあたりに今季のドルトムントの強さがうかがえる。
ここまではケガによる長期離脱者もなく、香川真司やユリアン・ヴァイグルが出場機会を得られないほど戦力は充実している。ジグナル・イドゥナ・パークのファンは2011/12シーズン以来となるリーグ優勝を期待している。
【ブンデスリーガ全18チーム前半戦総括】
・18位ニュルンベルク、17位ハノーファー、16位シュトゥットガルト
・15位アウクスブルク、14位デュッセルドルフ、13位シャルケ