長谷部「やっぱり頭の部分での切り替えっていうのが…」
ブンデスリーガ第33節最終日が5月12日に行われ、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトは本拠地でマインツと対戦し、0ー2で敗れた。この試合にフル出場を果たした長谷部のコメントを、以下に紹介する。
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――今日の結果は残念でした。どういう感じでしょうか?
長谷部 今日の試合をやってて、見てもわかるとおり、ヨーロッパリーグ、木曜の激闘を終えての…体もそうだし、頭の部分での切り替えっていうのがちょっと…。自分たちはもちろん、そこに関しては全力でチャレンジしたんですけど、それができていなかった。まぁ今日は最低でも引き分けなきゃいけない試合だったので、そこの部分では、失点の場面なんかも本当に簡単にやられているし、ああいうところでの集中力っていうのは、疲れからきているのかなっていうのは、やってても見てても感じました。
――ヨーロッパリーグの喪失感から、今日の試合に向けて立ち直るというのは、やはり相当難しいものがありましたか?
長谷部 そうですね。体もそうですし、やっぱり頭の部分での切り替えっていうのがね、すごく難しい部分はあったと思うし、できるだけミーティングを減らしたりとか、あまり頭を使わないように準備したりは、みんなしたんですけど。やっぱり、この間の木曜日の試合に注いだ力っていうのは、まぁ実際、大きすぎたかなというのは正直感じたし。あとはやっぱりチーム力として、ローテーションをするだけの戦力がやっぱりいなかったかなというのは、正直、今感じているところで。これまでもローテーションをして、結局そのローテーションをしても結果が出なかったので、やっぱり監督も今日はローテーションをほとんどせずにね、臨んだと思うし。まぁそういう部分では、チーム力として、リーグ(ブンデスリーガ)と、ヨーロッパリーグを戦い抜く戦力がまだまだ足りなかったのかなと思いますけど。
――昨シーズン、さらに一昨シーズンと、後半戦になって失速してしまい、現在も5試合勝っていない。チームとして、ここ2年のことが頭をよぎったりすることは?
長谷部 どう…なんすかね?実際、この前の2シーズンも確かに後半戦、最後にかけて失速してったのは間違いないと思うし。そこの中で、なかなか、今シーズンはそれが起こらないようにしようというふうに、みんなでも話してる中でも…なんかやっぱり、うまくいかない部分は感じたし、こういう時にね、チームを本当に助けられる選手というのは、チームにはもっともっと必要だと思うし、それはもちろん自分でもあるべきだと思うし。そこは少し、足りなかったのかなと思います。