フランクフルト、3連敗で前半戦終了
ブンデスリーガ第17節最終日が12月22日に行われ、長谷部誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルトは敵地でパーダーボルンに1ー2で敗れた。長谷部はセンターバックの一角でフル出場、鎌田は76分から途中出場した。
パーダーボルン 2ー1 アイントラハト・フランクフルト
今季わずか2勝で最下位に沈むパーダーボルンとリーグ戦直近6試合で白星がないフランクフルト、シーズン前半のラストゲームで復調のきっかけをつかんだのはホームのパーダーボルンのほうだった。
開始3分のピンチを体を張った守備でしのぐと、9分に左サイドから切れ込んだサビリが豪快なミドルシュートを叩き込んで先制する。24分、38分のピンチもGKの好セーブなどで切り抜けると、41分に左サイドで得たFKから追加点。プレガーの絶妙なクロスにファーサイドのショーンラウが頭で合わせ、前半のうちに2点のリードを奪うことに成功する。
後半に入ってもパーダーボルンの優勢は変わらず、50分にはスピーディーなパス交換からマンバ、57分にもプレガーのクロスをアントビアジェイが落として再びマンバが決定的なシュートを放つ。フランクフルトも51分、59分とシンプルなサイド攻撃からドストが頭で狙うが、シュートはいずれも力なくGKにセーブされた。
それでもパーダーボルンが再三のチャンスを逸していると、72分にフランクフルトにゴールが生まれる。敵陣でボールを奪ったヌディガがアンドレ・シルバとのワンツーでエリア内に侵入。折り返しをドストが押し込んでようやくゴールネットを揺らす。
なおも攻めるフランクフルトは80分、途中出場の鎌田を起点にコスティッチが左サイドを突破してクロスを上げるが、中央のドストにはわずかに合わない。87分にはヌディガの仕掛けから鎌田を経由してダコスタにチャンスが訪れるが、シュートは枠をとらえることができなかった。試合終了間際にダコスタが放ったシュートもわずかにゴール右へ外れて1ー2のままタイムアップ。フランクフルトは勝ち点18の13位で前半戦を終えた。
【得点】
1ー0 9分 サビリ(パーダーボルン)
2ー0 41分 ショーンラウ(パーダーボルン)
2ー1 72分 ドスト(フランクフルト)
【ラインナップ】
パーダーボルン(4ー1ー4ー1)
ツィンガーレ;ヤンス、キリアン、ショーンラウ、コリンズ;ジャズラ;プレガー(86分 ヒューネマイヤー)、ツォリンスキ(79分 カウリ)、サビリ、アントビアジェイ;マンバ(66分 ミヒェル)
アイントラハト・フランクフルト(4ー2ー3ー1)
ビートバルト;チャンドラー、長谷部、ファレット、ヌディガ;G・フェルナンデス(46分 アンドレ・シルバ)、コア(64分 ソウ);ダコスタ、ガチノヴィッチ(76分 鎌田)、コスティッチ;ドスト