ブンデスリーガ全18チーム前半戦総括(Vol.7)
2018/19シーズンのブンデスリーガは間もなくウィンターブレイクが終了し、いよいよ1月18日から後半戦がスタートする。待望のリーグ再開を前に各チームの前半戦を総括。第7回は2位バイエルン・ミュンヘンの戦いを振り返る。
2位(勝ち点36) 11勝3分け3敗 36得点・18失点
前半戦リザルト
- 第1節 ホッフェンハイム(H)◯3-1
- 第2節 シュトゥットガルト(A)◯3-0
- 第3節 レーバークーゼン(H)◯3-1
- 第4節 シャルケ(A)◯2-0
- 第5節 アウクスブルク(H)△1-1
- 第6節 ヘルタ・ベルリン(A)⚫0-2
- 第7節 ボルシアMG(H)⚫0-3
- 第8節 ヴォルフスブルク(A)◯3-1
- 第9節 マインツ(A)◯2-1
- 第10節 フライブルク(H)△1-1
- 第11節 ドルトムント(A)⚫2-3
- 第12節 デュッセルドルフ(H)△3-3
- 第13節 ブレーメン(A)◯2-1
- 第14節 ニュルンベルク(H)◯3-0
- 第15節 ハノーファー(A)◯4-0
- 第16節 ライプツィヒ(H)◯1-0
- 第17節 フランクフルト(A)◯3-0
王者らしからぬ前半戦。ベテランの奮起に期待
リーグ7連覇を目指す王者はドイツ・スーパーカップでの快勝を皮切りに、今季も開幕4連勝という“平常運転”でスタート。ユップ・ハインケスからバトンを引き継いだニコ・コバチ新監督の船出は順風満帆に見えた。しかし、ホームで行われた第5節のアウクスブルク戦でドローに持ち込まれると、続くヘルタ・ベルリン戦とボルシアMG戦でまさかの2連敗。以降もフライブルクやデュッセルドルフ相手にホームで勝ち点を取りこぼすなど“らしくない”戦いが続いた。
首位を快走するドルトムントのデア・クラシカーでも痛恨の逆転負けを喫し、首位との勝ち点差は一時「9」まで広がった。前半戦のラスト5試合を5連勝で締めくくって「首位と6ポイント差の2位」と何とか帳尻を合わせたが、今季のバイエルンに過去数シーズンのような絶対的強さは感じられない。
大黒柱のロベルト・レヴァンドフスキが公式戦24試合で22ゴールと相変わらずの決定力を見せつけ、ヨシュア・キミッヒはアシスト数、クロス数、シュートアシスト数など複数の部門でリーグ上位のスタッツを記録。新戦力のレオン・ゴレツカや若いセルジュ・ニャブリも期待どおりの活躍を見せている。
一方で、フランク・リベリーやトーマス・ミュラー、ジェローム・ボアテングらのパフォーマンスが上がらず、ハメス・ロドリゲスは長期離脱中。大ケガから復帰した守護神マヌエル・ノイアーもまだトップフォームを取り戻せていない。後半戦で首位ドルトムントとの差を縮めるためには6連覇を支えてきたベテラン勢の復調が必要だろう。
【ブンデスリーガ全18チーム前半戦総括】
・18位ニュルンベルク、17位ハノーファー、16位シュトゥットガルト
・15位アウクスブルク、14位デュッセルドルフ、13位シャルケ