ブンデスリーガQ&A:第1回「基礎知識」
ブンデスリーガへの素朴な疑問に答える「ブンデスリーガQ&A」。第1回はブンデスリーガの所属チーム数や試合数などの基礎知識をまとめた。
ブンデスリーガ、ブンデスリーガ2部
ブンデスリーガはドイツサッカーリーグ(DFL)が管轄し、ブンデスリーガに18クラブ、ブンデスリーガ2部に18クラブの計36クラブが所属する。3部以下はドイツサッカー連盟(DFB)の管轄となる。
年間306試合
ブンデスリーガ、ブンデスリーガ2部ともに全34節で、各チームはホーム&アウェーの総当たり戦を行う。シーズンは7月末〜8月に開幕し、前半戦は12月中旬まで。そこから約1カ月のウィンターブレークを挟んで後半戦が5月中旬まで行われる。
ブンデスリーガは通常、金曜に1試合(20時30分~)、土曜に6試合(5試合が15時30分~、1試合が18時30分~)、日曜に2試合(1試合が15時30分~、もう1試合が18時~)が行われるが、スケジュールの都合上、1試合が月曜に開催されることもある。また、シーズンに何節かはミッドウィーク開催の場合もある。
昇格と降格
ブンデスリーガの下位2チーム(17位、18位)は翌シーズンにブンデスリーガ2部に降格し、2部の上位2チームがブンデスリーガに昇格する。また、ブンデスリーガの16位チームと2部の3位チームはホーム&アウェーによる入れ替え戦を行い、その結果によって昇降格が決定する。同様に2部の下位2チーム(17位、18位)は翌シーズンに3部に降格し、16位チームは3部の3位チームと入れ替え戦を行う。
欧州カップ戦出場資格
ブンデスリーガの18クラブはリーグ優勝のほか、ヨーロッパ各国の強豪クラブが参戦する欧州チャンピオンズリーグ(CL)、および欧州リーグ(EL)の出場権争いでもしのぎを削る。
各国リーグの欧州カップ戦出場枠は過去5シーズンの成績で算出されたUEFAランキングに基づき、2019/20シーズンのブンデスリーガはCL出場権が4枠、EL出場権が3枠(予選からの出場を含む)。リーグ戦の1位〜4位にCL出場権が、リーグ戦の5位と6位、国内カップ戦の優勝チームにEL出場権が与えられる。
外国籍選手と育成選手
ブンデスリーガでは各チームに12人以上のドイツ人選手の登録が義務づけられているが、外国籍選手の登録に制限はない。これによって日本人選手の活躍の場が広げられたと言える。
2006/07シーズンに外国籍選手の登録制限が撤廃されたのを機に、新たなローカルプレーヤー・ルールを採用。これは自クラブのユースチームで育成した選手の登録を義務づけるもので、2008/09シーズン以降その数は「4人」とされている。なお、“ユースチームで育成した選手”の定義は、国籍に関係なく15歳~21歳の期間に3年以上クラブに所属した選手となる。