ブンデスリーガ全18チーム前半戦総括(Vol.6)
2018/19シーズンのブンデスリーガは前半戦の17試合が終了し、約1カ月のウィンターブレイクへ突入した。1月18日のリーグ再開を前に各チームの前半戦を総括。第6回は4位ライプツィヒ、3位ボルシアMGの戦いを振り返る。
4位(勝ち点31) 9勝4分け4敗 31得点・17失点
前半戦リザルト
- 第1節 ドルトムント(A)⚫1-4
- 第2節 デュッセルドルフ(H)△1-1
- 第3節 ハノーファー(H)◯3-2
- 第4節 フランクフルト(A)△1-1
- 第5節 シュトゥットガルト(H)◯2-0
- 第6節 ホッフェンハイム(A)◯2-1
- 第7節 ニュルンベルク(H)◯6-0
- 第8節 アウクスブルク(A)△0-0
- 第9節 シャルケ(H)△0-0
- 第10節 ヘルタ・ベルリン(A)◯3-0
- 第11節 レーバークーゼン(H)◯3-0
- 第12節 ヴォルフスブルク(A)⚫0-1
- 第13節 ボルシアMG(H)◯2-0
- 第14節 フライブルク(A)⚫0-3
- 第15節 マインツ(H)◯4-1
- 第16節 バイエルン(A)⚫0-1
- 第17節 ブレーメン(H)◯3-2
リーグ最少失点の堅守を構築。攻撃の安定化がカギ
指揮官がラルフ・ハーゼンヒュットル監督からラルフ・ラングニック監督に代わっても、走力と運動量で相手を圧倒するハイプレスサッカーは健在だ。守備陣はリーグトップの走行距離(207.5キロ)を誇る中盤のディエゴ・デメ、センターバックコンビのダヨ・ウパメカノ&イブラヒマ・コナテを中心に堅守を構築。ここまで失点はリーグ最少の「17」、競り合いの勝利数もリーグトップの1915回を記録している。
得点源のティモ・ヴェルナーは連続ゴールこそないものの、5度のドッペルパックを含む11ゴールを記録(得点ランキング3位タイ)。相棒のユセフ・ポウルセンも持ち味の高さを生かして8ゴール・2アシストとコンスタントに得点に絡んでいる。
前半戦は振るわなかったアウェイ成績(2勝2分け4敗)の改善と、攻撃陣のパフォーマンス安定化を図る意味でも、過去2シーズンの躍進を支えたエミル・フォルスベリの復調が待たれる。
3位(勝ち点33) 10勝3分け4敗 36得点・18失点
前半戦リザルト
- 第1節 レーバークーゼン(H)◯2-0
- 第2節 アウクスブルク(A)△1-1
- 第3節 シャルケ(H)◯2-1
- 第4節 ヘルタ・ベルリン(A)⚫2-4
- 第5節 フランクフルト(H)◯3-1
- 第6節 ヴォルフスブルク(A)△2-2
- 第7節 バイエルン(A)◯3-0
- 第8節 マインツ(H)◯4-0
- 第9節 フライブルク(A)⚫1-3
- 第10節 デュッセルドルフ(H)◯3-0
- 第11節 ブレーメン(A)◯3-1
- 第12節 ハノーファー(H)◯4-1
- 第13節 ライプツィヒ(A)⚫0-2
- 第14節 シュトゥットガルト(H)◯3-0
- 第15節 ホッフェンハイム(A)△0-0
- 第16節 ニュルンベルク(H)◯2-0
- 第17節 ドルトムント(A)⚫1-2
ホームゲーム8戦全勝。アザールが大車輪の活躍
難敵レーバークーゼンに快勝した開幕ゲームを皮切りにここまで本拠地ボルシア・パークで破竹の8連勝を達成。ホームでの圧倒的な強さを生かし、3位の好成績でシーズンを折り返した。前半戦の主役を演じたのは9ゴール・6アシストを記録したトルガン・アザールだろう。滑らかなドリブルと正確なパスで次々とチャンスを作り出す姿はチェルシーで活躍する兄エデンに勝るとも劣らない。
ケガでワールドカップ・ロシア大会を棒に振ったラース・シュティンドルが戦列復帰を果たし、新戦力のアラサン・プレアはアザールと並んでチームトップの9ゴールと期待以上の活躍。同じく新加入のフローリアン・ノイハウスもここまでリーグ2位タイの7アシストとチャンスメークの局面で違いを生み出している。
2勝3分け4敗と振るわないアウェイでの戦績を改善できれば、欧州カップ戦出場権の確保は現実的な目標だ。レーバークーゼンとのアウェイ戦で始まる後半戦の初戦はさらなる快進撃への試金石となるだろう。
【ブンデスリーガ全18チーム前半戦総括】
・18位ニュルンベルク、17位ハノーファー、16位シュトゥットガルト
・15位アウクスブルク、14位デュッセルドルフ、13位シャルケ